残雪縫って 日光・金精道路開通

下野新聞
2019年5月1日

 日光市湯元と群馬県片品村を結ぶ金精道路(国道120号)の冬季閉鎖が25日正午、解除された。日光側には開通前から55台の車が行列を作り、通り初めを行った。

 今冬の累積降雪量は平年より60センチ少ない360センチで、この日は山肌に溶け残っている状態。湯元温泉旅館協同組合の女将(おかみ)らが、先着50台に記念品を配布し、ドライバーは男体山や湯ノ湖といった日光のパノラマを楽しみながら走行していた。

 4年連続で車列の先頭となった真岡市清水、会社員高橋誠一(たかはしせいいち)さん(62)は「今年も1番になれてよかった。令和の時代になっても1番を狙い続けたい」と話した。