春の訪れ告げる炎 渡良瀬遊水地
茨城新聞
2018年3月18日
茨城、栃木、群馬、埼玉の4県にまたがる渡良瀬遊水地で17日、春の訪れを告げる恒例のヨシ焼きが行われた。良質のヨシの育成や病害虫駆除、貴重な植物の成長促進、樹林化の防止などが目的。周囲の堤防には大勢の見物客が集まり、ヨシ原を包む炎に見入った。
主催の渡良瀬遊水地ヨシ焼き連絡会と地域住民約880人が、午前9時半から火入れ作業を開始。栃木県栃木市藤岡町藤岡の藤岡遊水池会館近くには、朝から大勢のカメラマンが集まった。前日の降雨の影響で、最初は燃え広がらなかった火が、次第に黒煙を上げて大きな炎となると、盛んにシャッターを切っていた。
埼玉県所沢市から見物に来た川野誠さん(74)は「初めて見たが、炎のゆらめきが良かった。また来たい」と話した。
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