来月開通へ除雪着々 奥日光の金精道路 

下野新聞
2017年3月30日

 【日光】湯元と群馬県片品村を結ぶ国道120号の金精道路(17・6キロ)で、4月25日正午の開通に向けた除雪作業が進んでいる。青空が広がった29日は、除雪車が路面に積もった雪を飛ばし、道を切り開いた。

 県日光土木事務所によると、湯元周辺の積雪は昨年12月~3月で累計410センチと平年並み。昨冬は同232センチだった。

 現在の同道路は27日の大雪もあり、場所によって高さ3メートル近くの雪が残る。除雪は栃木、群馬両県で進められており、本県側は16日から重機6台で作業。29日は男体山などが見える標高1800メートル付近で除雪車2台などが路面の雪を取り除き、路肩には雪の壁ができた。

 4月上旬には除雪を終え、路面補修などをして開通に備える。同事務所保全第一課の野沢浩(のざわひろし)課長(52)は「ゴールデンウイーク中にも雪が降ることがある。開通してもしばらくは冬季装備で走行してほしい」と話していた。

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