水戸産梅菓子26種類をPR 「ふくゆい」使い商品化

茨城新聞
2019年2月2日

水戸市内を中心とする菓子メーカーでつくる水戸菓子工業協同組合は1日、同市中央の市役所を訪れ、高橋靖市長に水戸産梅「ふくゆい」を原料に使った菓子26種類をPRした。商品はいずれも、3月1~3日に常磐神社(同市常磐町)で開かれる「全国梅酒まつり」で販売される。

同組合は「水戸梅お菓子プロジェクト」として、2015年3月から水戸産梅を使用した商品を同まつり会場で販売している。まんじゅうやどら焼き、餅菓子などの和菓子を中心に、市内メーカーなど12社が「水戸の梅まつり」に合わせ商品開発を進め、本年度は9種類の商品が新たにお目見えする。

市農業技術センターによると、昨年のふくゆい収量は6・2トンで、このうち菓子メーカーへ1・3トンを供給したという。ただ、同組合の林太一理事長は「さらなる供給があれば、菓子の製造をもっと増やせる。水戸の梅を全国にアピールするためにも、収量増と安定供給をお願いしたい」と要望した。

全ての新商品を味わった高橋市長は「ふくゆいの味わいが生かされ、各メーカーの匠(たくみ)の技が実感できる。見るだけでなく、食べる梅も水戸の特産品としていきたい」と話した。

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