大谷で初 野外音楽フェス 宇都宮・来月30日 非公開採石跡に歌手9組

下野新聞
2019年2月1日

 これまで一般向けに非公開だった宇都宮市大谷町の大谷石採石跡「稲荷山」で3月30日、野外音楽フェス「OYA WONDER DISCO2019」が初めて開かれる。birdや沖野修也(おきのしゅうや)、jizueといった実力派、人気ミュージシャン9組を迎える。このイベントを主催する実行委員会の松本裕功(まつもとひろのり)委員長は「こんなに素晴らしい場所があると広く知ってほしい。大谷の魅力が認知されて地域の価値が上がれば次の発展につながる」と狙いを語る。

 会場は大谷景観公園の向かいにあり、約1千人を収容できるほどの広さ。かつては「地域の盆踊りが開かれていた」「採石作業員の酒盛りの場だった」などと、地元でさまざまないわれがある場所で、特撮番組やプロモーションビデオの撮影も行われてきた。

 地域の人に親しんでもらおうと、会場がある宇都宮市城山中の学区内に住む人は入場無料。

 当日は大谷地区の店を中心とした飲食ブースなどを設置する。親子で楽しめる音楽イベントとして、将来的には日光市や益子町など観光地を巡回して定期開催したい考え。

 出演者は3組のほか、ハモニカクリームズ、LOOP POOL、古川麦(ふるかわばく)、青谷明日香(あおやあすか)、ビューティフルハミングバード、ミドリのマル。各40~60分演奏し、それぞれの合間の30分で地元ミュージシャンらが出演する。午前10時~午後8時半。

 「1回目は破格の入場料で、大勢に来てもらおう」(松本委員長)と、チケットは前売りで大人1千円、未就学児500円。当日券は大人1500円、未就学児800円。大谷資料館入り口の「OYAMUSEUM ROCKSIDE MARKET」と大谷公園入り口の「THE STANDARD BAKERS」で販売する。