筑西の湖月庵が笠間クリ新菓子 JR東プロジェクト

茨城新聞
2019年1月14日

「館最中」で知られる和菓子製造販売の湖月庵(筑西市丙、上野貴則社長)は日本一の生産を誇る笠間のクリをぜいたくに使った新商品「福は栗(ぐり)」を開発し、販売に乗り出した。地域の名産を生かして産業創出と需要拡大を図るJR東日本のプロジェクト「のもの1-2-3」の一環。開業130周年のJR水戸線でつながる筑西、笠間市の菓子加工技術と特産品のコラボレーション商品となった。

湖月庵によると「福は栗」は、笠間の焼き栗を中にごろっと詰め、表生地にも栗の粗びきパウダーを使用。焼き栗を包む白あんには奥久慈卵の黄身を練り込んだ。1個194円(税込み)、5個詰め1188円(同)で販売している。

湖月庵は下館駅にほど近く、商都として栄えた街の老舗。地域の繁栄に大きな役割を果たしたJR水戸線は16日に開業130年を迎え、19日を皮切りに記念イベントの開催が予定されている。

地図を開く 近くのニュース