初売りへ袋に「福」詰め 水戸の百貨店

茨城新聞
2018年12月28日

平成最後の正月となる来年1月の初売りに向け、茨城県内百貨店などで福袋の袋詰め作業がピークを迎えている。割安感だけでなく、2019年しか楽しめない企画も用意。正月商戦を盛り上げたい考えだ。

水戸市泉町1丁目の京成百貨店では27日、法被姿の従業員が「福」を詰める作業に追われた。来年1月2日の初売りに向け、衣料品やリビング用品、食品など約550種約1万8100点を準備している。価格は540円から新築住宅の2180万5200円(いずれも税込み)まで。つくば市吾妻のつくばクレオスクエア・キュート内の「京成百貨店つくばショップ」でも元日から福袋を販売する。

来年の目玉は、平成最後の特別企画と銘打ったイタリアの高級車マセラティの福袋や、2・8メートルの巨人になった気分が味わえる特殊なスーツ「スケルトニクス」。19年茨城国体にちなみ、ボートやボウリングなど実際の競技会場で国体関係者による直接指導を受けられる体験型も6種類用意した。

営業政策部の糸井隆彦係長(35)は「豊富な種類を用意し、今年しか買えない福袋もある。平成最後の初売りを華々しく終えたい」と話した。

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