世界の強豪、林間を疾走 ジャパンC 8万2000人が声援
下野新聞
2018年10月22日
アジア最高位の自転車のワンデイロードレース「2018ジャパンカップサイクルロードレース」最終日は21日、宇都宮市森林公園周回コース(10・3キロ×14周=144・2キロ)でロードレースを行い、ロブ・パワー(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット)が3時間44分0秒で初優勝した。
第27回となる今年は前回よりも7チーム多い21チーム、計122選手が出走。秋晴れの下、来場した8万2千人(主催者発表)が国内外のトップレーサーの走りに熱狂した。
レースは序盤から宇都宮ブリッツェン勢がメイン集団をコントロールし、11周回目に世界トップカテゴリーのワールドチーム勢が加速して集団が崩壊した。アタック合戦の末、6人まで絞られた先行集団から飛び出したパワーがゴールスプリントを制した。県勢はブリッツェンの雨沢毅明(あめざわたけあき)の16位が最高だった。
会場はカラフルなジャージーを着たファンらで自転車一色に。オランダチームのファンで、さいたま市、会社員西田奈々(にしだなな)さん(30)は「選手の軽快な走りを間近で見られて最高」と笑顔を見せていた。