大谷 アウトドアの聖地に 宇都宮市 商品化へモニターツアー 27日から市森林公園周辺

下野新聞
2018年10月5日

 【宇都宮】大谷地域で人気の地底湖クルージングに続く新たなアクティビティの商品化を目指す市は27日から約1カ月間、市森林公園周辺を舞台にした期間限定モニターツアーを実施する。カヌーやサイクリングなどのアクティビティとキャンプが体験できるモニターツアーで、参加者の意見も踏まえ今後商品化する方針。都心から近い「アウトドアの聖地」として大谷周辺地域を売り出す考えだ。

 市は、大谷周辺地域の観光振興に力を入れており、2017年に70万人台だった観光入り込み客数を、今後10年で120万人にまで伸ばすことを目標にしている。アクティビティの商品化計画はその一環で、大谷石採掘場跡での地底湖クルージングと同様、豊かな地域資源に着目した。

 モニターツアーは、1泊2日のキャンプ体験コースとアクティビティ体験のみの当日受け付けコースの2種類。同公園でキャンプする体験コースは「後片付けのないキャンプ」をテーマに、市側がテントとタープを準備。朝夕の食事も用意する。

 アクティビティは大谷地域へのサイクリングや採石場見学など産業観光、古賀志山登山、トレイルランニング、赤川ダム湖でのスタンドアップ・パドルサーフィン、星空観察などを予定。希望の体験を選択してもらう。いずれもガイドまたはインストラクター付き。

 市大谷振興室は「自然豊かな特別なフィールドにホテル感覚で滞在するイメージ。大谷周辺の魅力をぜひ体験してもらいたい」としている。キャンプは27、28日の第1回から11月24、25日の最終回まで10回程度を予定しているという。

 1サイト(全7サイト)4人までで、大人1万1千円、小学生7560円(キャンプ用品レンタル費、食事代など含む)。予約は4日からネット(https://www.ohyabackyardcamp.com)で。当日コースは後日確定する。(問)えにしトラベル028・689・8782。

地図を開く 近くのニュース