7年ぶり現れた湖 奥日光・小田代原 台風24号の産物
下野新聞
2018年10月5日
奥日光の小田代原に湖が出現した。台風24号の雨による冠水で、日光自然博物館によると、2011年9月以来、7年ぶりの光景という。
「小田代湖」と呼ばれ、雨水が地中に浸透しきれず低地にたまることで生まれる。青空の広がった3日、ハイカーたちは小田代原のシンボルであるシラカバの「貴婦人」や色付いた草紅葉と、湖の“競演”を熱心にカメラに収めていた。
同館の足立祥吾(あだちしょうご)さん(23)によると、11年に比べて広さは小ぶりで「サッカーコートに収まるぐらい」。水は少しずつ引いているが、10月中は水が残るという。
夫婦で訪れた埼玉県熊谷市上之、無職内田久生(うちだひさお)さん(72)は「草紅葉目当てに来たら、湖があってびっくり。素晴らしい眺めですね」と笑顔を見せた。
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