出会い、子育て楽しんで  那須塩原市と地域おこし協力隊 マップ発行 ママも協力 遊び場や飲食店など紹介

下野新聞
2018年6月27日

 【那須塩原】子育て中の母親に必要な情報を届けようと、市と地域おこし協力隊が母親たちと協力し、市内にある遊び場や子連れで入れる飲食店などを網羅した子育てガイドマップを発行した。26日には作成に携わったメンバーら約30人が集まり、高砂町のSHOZO音楽室でお披露目会を開催。市は「マップを使っていろいろな人に出会い、子育てを楽しんで」と呼び掛けている。

 タイトルは「Nasushiobara HAPPY PLACE Guide MAP」。市シティプロモーション課は「特に移住してきたママが子育て情報を得られる手段が少なかった」といい、マップには「実際にママたちが話し合いながら、欲しい情報を掲載した」という。

 作成に携わった一人で東三島5丁目、自営業高橋史代(たかはしふみよ)さん(39)は2014年4月、長女が1歳の時に神奈川県茅ケ崎市から移住。「引っ越し当初は公園もどこにあるのか分からず、ママ友もできなかった」と振り返る。こうした経験を生かすため、今年2月から母親17人が3回にわたり話し合い、掲載する店やスポットを選定した。

 テーマは「また会いたいと思う人がいる場所」。黒磯、東那須野、西那須野それぞれのエリアにあるカフェや遊び場、子育てサロンやサークルなどを地図付きで掲載。授乳、キッズスペースや子ども用メニューの有無などを一覧で紹介しているほか、写真も外観でなく人にフォーカスし、母親自ら撮影した。

 A5判、32ページ、無料。乳幼児健診や市シティプロモーション課、市移住促進センターなどで受け取れる。(問)同課0287・62・7128。

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