グランピング 冬の赤城で自然満喫 誘客へ2月体験会 ワカサギ釣り、スノーシュー、特設テント宿泊 

上毛新聞
2017年12月27日

冬の赤城山の魅力を発信しようと、前橋市は25日、NPO法人などが中心となり、快適で豪華なキャンプ「グランピング」=ズーム=の体験会を来年2月に開くと発表した。氷点下10度を下回る厳寒の中で、ダイヤモンドダスト観賞やスノーシューでの雪原散策、ワカサギの穴釣りなどの自然を満喫。特設テントで宿泊する。市は都心から2時間の近さで冬の大自然を体験できる点をPRし、継続的な行事としたい考えだ。

「赤城スローキャンピング」と銘打ち、2月3、4の両日に行う。旧赤城山第3スキー場(同市富士見町赤城山)の敷地内を会場とする。3日に開く「赤城山雪まつり」に合わせて行う。

NPO法人などでつくる実行委員会を組織し、アウトドア用品製造販売のスノーピーク(新潟県三条市)と協力し、同社のテントを使用。高さ2メートル、幅4メートル、奥行き8メートルの台形のテントをラウンジとし、中にはまきストーブやソファを設置する。寝室のテントにはベッドと電気毛布を用意し、快適に眠れるようにする。料理は赤城山麓の食材を中心にシェフが腕を振るい、イタリア料理などを味わう。ワカサギ釣りや雪原散策は経験豊富な地元ガイドが同行する。

参加費は1泊2日で中学生以上2万5千円、小学生1万5千円。安全確保のため、ペア2組と家族1組(4人まで)だけで実施。応募多数の場合は抽選とする。締め切りは1月18日。

市によると、赤城山の観光客数は1980年代に年100万人を超えていたが、近年は50万人台とほぼ半減。かつて冬場はスキーやスケートでにぎわい、今もワカサギ釣りや登山を目当てに人が集まるが、集客力の限界が指摘されていた。

25日に市役所で開かれた記者会見で、実行委員長を務めるNPO法人まえばし農学舎の林智浩理事長は「赤城の新しい価値を提案し、今まで訪れたことのない人たちに足を運んでもらいたい」と話した。市観光振興課は「赤城の冬はワカサギ釣り一辺倒なのが現状。新たな取り組みに期待したい」とし、波及効果を見込んでいる。

【ズーム】
グランピング グラマラス(魅力的な)とキャンピングを組み合わせた造語。豪華なサービスを受けながら、自然との触れ合いを快適に楽しめるのが特徴。高級志向と相まって注目されている。

※写真=赤城山の雪原を散策するスノーシュー体験。自然を満喫する観光施策に力を入れる

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