フグ、イノシシ、ほんもろこ なかがわ特産品一膳に 、来春発売

下野新聞
2017年12月15日

 【那珂川】来年4~6月に実施されるJRグループの大型観光企画デスティネーションキャンペーン(DC)に向け、温泉トラフグ共販会に加盟する町内の飲食店や宿泊施設計9店舗が「なかがわメシ」を開発した。町の特産品である温泉トラフグ、野生イノシシ肉「八溝ししまる」、高級魚「里山ほんもろこ」の三つの食材を使用した御膳で、調理法などは各店舗が自由に考え、DC期間中に統一名称で販売する。“那珂川グルメ”を堪能してもらい、町の魅力PRや観光誘客を図る。

 なかがわメシは、町がDCの目玉商品として企画し、同会に協力依頼した。町を代表する三つの食材を一度に味わえる共通メニューは今までなかったという。

 各店舗は温泉トラフグの刺し身や天ぷら、八溝ししまるの手巻きずしやウインナー、ハンバーグ、里山ほんもろこのマリネなど、さまざまな方法で調理する。

 飲食店の場合は販売価格を税込み3千円以内に設定し、宿泊施設は夕食で提供する予定。いずれも完全予約制にするという。

 馬頭のすし店「大八寿司」は温泉トラフグの刺し身や八溝ししまるの釜飯、里山ほんもろこの唐揚げなどをセットにし、税込み2980円で販売する。店主で同会会長の佐藤薫(さとうかおる)さん(69)は「それぞれの店の特色ある料理を楽しんでもらえるのでは」と期待する。

 町は、なかがわメシを紹介するパンフレットを作製し、DC終了後も継続して提供する店舗があればPRしていく考え。町商工観光課は「ぜひ那珂川町に足を運んでもらい、ここでしか味わえないグルメを楽しんでほしい」としている。

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