東関道、鉾田-茨城空港北IC 18年2月に開通

茨城新聞
2017年12月1日

ネクスコ東日本は30日、東関東自動車道水戸線の鉾田インターチェンジ(IC)-茨城空港北IC間(8・8キロ)が、来年2月に開通すると発表した。鹿行地域から水戸方面へのアクセス向上が期待される。

同区間は暫定2車線で、開通によって東関道は水戸から鹿行方面に1区間延びる。開通日時については今後の工事の進捗(しんちょく)を踏まえ後日発表される。本年度中の開通を目指し工事が進められていた。

同社によると、今回の開通によって鉾田市からJR水戸駅までの所要時間は現在の約42分から7分ほど短縮される。ほかに観光や物流などの面でも効果が期待される。

残る未開通区間は鉾田IC-潮来IC間の約31キロとなる。同区間内には麻生(仮称)、北浦(同)両ICが設けられる計画で、国土交通省が2015年度から本格的に工事に着手。17年3月末からは有料道路事業が導入され、同社も整備に加わった。

ただ同区間の用地取得率は85%(10月末時点)に上るものの、残る15%については用地取得が難航している。このため全線開通時期は未定で、同社は「用地取得後に速やかに工事を行い、早期開通を目指す」としている。

東関道は、常磐自動車道三郷ジャンクション(JCT)から北関東自動車道茨城町JCTまでの延長約143キロの高速道路で、県内区間は千葉県境(潮来市)から茨城町JCTまでの約51キロ。全線開通すれば潮来市から水戸駅までは現在の約1時間23分から約20分短縮されるという。

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