ラッピング鉄道車両の2代目 まいりゅう、22日から運行
コロッケ、トマト、牛久沼…。龍ケ崎市の魅力を詰め込んだ絵柄のシートを貼った2代目のラッピング鉄道車両「まいりゅう号」が22日から、市内を走る関東鉄道竜ケ崎線で運行を開始する。絵柄は、市内の中学生が描いた龍ケ崎らしさあふれるデザイン案を基にした。市は「初代の『まいりゅう号』は多くの人たちに愛されていた。2代目は中学生の思いが入っているので、初代以上に親しまれる車両になると思う」と期待する。
「まいりゅう号」は、市制施行60周年を記念した事業で、市のマスコットキャラクター「まいりゅう」が車両側面に登場した。2014年3月から17年9月11日までの約3年5カ月間、運行した。
市シティセールス課によると、2代目の「まいりゅう号」は、さらなる愛着醸成とPR効果などを狙って、市立全6校の美術部などに所属する中学生に龍ケ崎の魅力を描いてもらった。中学生が作成したデザイン案約20点を市がまとめた。
完成した絵柄には、市内で最も標高の高い人工の山「たつのこやま」、樹齢450年以上とされる般若院のシダレザクラ、奇祭「撞舞(つくまい)」、「龍ケ崎コロッケ」、牛久沼の白鳥などが登場し、それら市内の名物・名所をまいりゅうが巡っている。車両の両側面にラッピングされる。
運行初日の22日午前9時から、竜ケ崎駅ホームで、デザイン案を描いた中学生らが参加する出発式が行われる。ラッピング車両は午前9時19分に同駅を出発する。リニューアルに合わせ、フリー切符(龍ケ崎コロッケ150円割引券など付き)のデザインも変更される。
22日は、市役所駐車場で県内外のコロッケ店が集う「コロッケ横丁」も開催される予定(午前10時~午後4時)で、同課は「当日はコッロケのイベントもあり、大勢の観光客がまいりゅう号を利用すると思う。龍ケ崎の良さを網羅した車両なので、アピール効果抜群の運行初日になる」と話している。
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