日光産地酒 瓶詰め始まる 「大樹」デザインに一新

下野新聞
2017年10月12日

 【日光】市内産酒米「とちぎ酒14」を100%使い、地元で醸造された純米酒「日光産米うまかんべ」の瓶詰め作業が11日、今市の渡辺佐平商店で始まった。販売11年目となる今回は、ラベルを東武鬼怒川線のSL「大樹(たいじゅ)」のデザインに一新。上都賀酒販協同組合加盟の市内の酒店15店ほどで17日から限定販売される。

 この純米酒は日光産にこだわった地酒を造ろうと、日光市の合併を機に同組合が生産している。ラベルは、今年8月に運行を開始したSL「大樹」のデザインに変更。

 SL「大樹」のロゴマークなどは、東武鉄道が地域活性化の貢献策として、市内販売などを条件に使用を許諾しており、地域に根差したうまかんべのコンセプトと合致したという。

 瓶詰め作業は同社従業員に加え、同組合女性部3人も協力して行われた。今年は、やや辛口でバランスの良い、まろやかな酒に仕上がったという。同社の渡辺康浩(わたなべやすひろ)社長(47)は「冷やでも燗(かん)でも合う。秋の味覚と一緒に味わってほしい」と話している。

 価格(税込み)は1・8リットル瓶2160円、720ミリリットル瓶1080円、180ミリリットルカップ瓶319円。10~12月に3回に分けて出荷される。(問)同社0288・21・0007。

(斎藤美和子(さいとうみわこ))

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