栃木県屈指の“雲海スポット”今年も出現 墨絵のよう…眼下に広がる幻想的な光景

下野新聞
2025年11月21日

寒さが本格化する中、栃木県の八溝地域を流れる那珂川では、雲海が頻繁に見られる季節となってきた。水蒸気が川霧となり立ち上り、流域を白く包み込む現象で茂木町九石の鎌倉山(216m)からは18日早朝、墨絵のような幻想的な光景が広がった。

この日の雲海は鎌倉山の麓の大瀬橋付近だけが薄め。午前6時半過ぎに周辺が明るくなり始めると、朝日が雲に遮られたこともあって、木立や民家が黒い浮島のように顔を出した。

濃淡は時間と共に変化。午前7時を過ぎるとピークになり、波打つ雲海が下流まで白く染めた。

鎌倉山では展望台などでカメラマンや若者グループ約10人が雲海を堪能した。

⇒【画像】くっきりと辺りを覆う雲海(2024年)

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