仏像や僧侶題材に20点 モラ作家・黒田さん作品展 5,6日 茨城・行方

茨城県行方市沖洲の芸術村にある「森のフォーチャ MOLA美術館」で5、6の両日、モラ作家の黒田善子さんの作品を紹介するイベント「芸術村の散歩道」が開かれる。今展では、ミャンマー・インレー湖の風景やタイの寺院で目にしたブッダ像などを題材にした新作など約20作品を展示する。
モラは、中南米パナマ共和国のサンブラス諸島に伝わる手芸。原色の布を複数枚重ね、切り抜いては縫い付ける作業を繰り返し、模様を描き出すのが特徴だ。MOLA美術館は、黒田さんが2005年末に開設した。
新作の一つ「インレー湖の風景」(縦27センチ、横110センチ)は、湖上生活を営むインダー族の男たちが舟の船首に立ち、片足で櫂(かい)を操りながら小舟を動かす様子を表現した。黒田さんは「小舟に乗っているのは袈裟(けさ)を着けた僧侶たちで、今展では、新たな試みとして、仏像や僧侶などを作品中に取り入れた」と説明する。
同館でのモラ作品展示のほか、別棟のログハウスでは、現地の民族衣装やテーブルクロス、ベッドカバーなどを展示する。来館者には、黒田さんが1994年に都内で初めての開催したモラ作品展を記念して出版した「MOLA こころ動かされた光景」をプレゼントする。午前10時から午後4時。無料。問い合わせ先はMOLA美術館(電)0299(57)0377。