最新顕微鏡、手軽に体験 「ミクロの世界」展示刷新 髪や花粉 最大2万倍拡大 茨城県自然博物館 坂東

ミュージアムパーク茨城県自然博物館(同県坂東市大崎)の体験展示「ミクロの世界を観察しよう」がリニューアルされた。最新の走査電子顕微鏡に更新されて画質が向上した。来館者はタッチディスプレーで操作しながら、最大約2万倍まで拡大してサンプル(試料)を観察できる。
走査型は電子線で試料の表面を走査(スキャン)することで、光学顕微鏡では観察不可能な微小な表面構造が鮮明に観察できる。
展示では、来館者がタッチディスプレーで顕微鏡を操作できるのが大きな特徴。メーカーと共同でアプリケーションを開発した。スマートフォンを使うような手軽さで、子どもでも走査電子顕微鏡を体験できる。同館によると、このような体験展示があるのは国内では同博物館のみという。
体験展示で見られるサンプルは①大人と赤ちゃんの髪の毛②放散虫(海洋性プランクトン)③チョウの鱗粉(りんぷん)④スギの花粉-が用意されており、タッチディスプレーで移動や拡大縮小させて観察できる。
倍率は100倍から2万倍で、二つのモニターに映る。画面上にはスケールバーが表示され、マイクロメートルはミリメートルの1000分の1であることから、2マイクロメートルの場合は2万倍で観察できる。
担当する首席学芸主事の吉川広輔さんは「自然物の研究では物質の表面を見ることが大切。走査電子顕微鏡を自分で操作できることはあまりないので、ぜひ体験してほしい」と呼びかけている。