県内5屋台・山車初共演 県都パレードに2万人

下野新聞
2017年6月19日

 県内5市の屋台などが県都の中心街を練り歩く「お祭り屋台引き回しパレード」(県主催)が17日、宇都宮市役所と県庁を結ぶシンボルロードなどで開かれ、初めて実現した地域文化の豪華共演を約2万人(主催者発表)が楽しんだ。

 パレードは2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて本県の文化を発信する「とちぎ版文化プログラム」のリーディングプロジェクト事業の一環。

 昨年、ユネスコ無形文化遺産に登録された「烏山の山あげ行事」(那須烏山)、「鹿沼今宮神社祭の屋台行事」(鹿沼)をはじめ、大田原、宇都宮、栃木各市の屋台と山車が市役所に集結。好天の下、おはやしを鳴らしながら県庁に向けて行進し、沿道の人々はそれぞれの意匠の違いを見比べながら楽しんだ。

 下野市医大前4丁目、米山正(よねやまただし)さん(65)は「屋台を変えて毎年やってほしい」と満喫した様子。鹿沼の屋台を率いた貝沼三雄(かいぬまみつお)上野町屋台祭典委員長(68)は「プレッシャーもあったが、多くの方に見てもらえてうれしい」と振り返った。

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