世界遺産の日光山輪王寺で年末恒例「すす払い」三本尊の輝きも新たに

下野新聞
2024年12月16日

栃木県日光市山内の世界遺産・日光山輪王寺で14日、年末の風物詩「すす払い供養」が行われた。本堂「三仏堂」など境内各所で、僧侶や職員約100人が新年に向け大掃除を行った。

三仏堂では午前8時過ぎ、最初に三本尊(阿弥陀如来、千手観音、馬頭観音)の魂をいったん浄土へ帰す「発遣(はっけん)作法」が執り行われた。その後、清めた約6mの笹(ささ)竹などを使って、僧侶たちが高さ7.5mの三本尊のすすを丁寧に払った。

作業に臨んだ役僧の藤川森映さん(25)は「今年起こったことを払いのけ、新年を迎えられるようお掃除した。来年も良い年を迎えられますようにと思ってすす払いした」と話した。

⇒世界遺産「日光の社寺」の玄関口 日光二荒山神社の神橋で年末恒例「すす払い」

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