古代の面影、真っ赤に彩り 南下古墳群(群馬・吉岡町)のヒガンバナ見頃

上毛新聞
2024年10月6日

群馬県の指定史跡、南下古墳群(吉岡町南下)に群生するヒガンバナが見頃を迎えた。古墳公園内に残る古代の面影を真っ赤な花で彩っている=写真。

町や地元のボランティアが植え、緩やかな斜面を覆う。訪れた人は6基の円墳とともに、季節の色合いに目を向けていた。

各円墳は6世紀後半~7世紀末に造られ、石室には優れた石材加工技術がみられる。ヒガンバナのような朱色の線が残り、当時の作業の痕跡を伝える石材もあるという。