《栃木・県北グルメ》そばRIN-凛-(日光)こだわりの蕎麦と湯波を一度に「くるみゆばそば」

下野新聞
2024年10月6日

おしゃれな外観はまるで郊外のカフェ。店内は木のぬくもりを感じられ、女性1人でも気軽に立ち寄れる。香り、のどごしにこだわったそばには、ふるさと栗山地域への愛情と、食へのこだわりが込められている。

店を運営する労働派遣業「エイム・クラージ」(日光市森友)の赤羽町子社長(53)は栗山地域出身。現在は、標高の高い所で収穫された、栗山地域産に似たソバを使用しているが、いずれは生産量が減少している「栗山そば」復活と雇用で、郷里に貢献することを目標に掲げる。

赤羽社長の姉斉藤春美さん(60)が、24年間にわたり地元で培った技術がベース。そば粉の配合量は9割に近いという。栄養価の高い粗びきの「三番粉」をブレンドしたオリジナルだ。

限定メニューの「くるみゆばそば」は「白や」(日光市荊沢)の湯波を使用する。つけ汁は、豆乳を加えたマイルドな味わい。中に砕いたクルミを入れることで食感も楽しめる。

そば粉を使ったワッフルセットもお薦め。工夫を重ねてたどり着いた食べ応えで、満足感は高い。

赤羽社長は「おいしいそばはもちろん、栄養価の高いものを食べてもらいたい。それをここから発信できたら」と意気込んでいる。

▼メモ くるみゆばそば1500円、もりそば850円、ワッフルセット1000円▽栃木県日光市森友1210-5▽営業時間 午前11時~午後3時半▽定休日 月曜▽(問)090-5495-7099。

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