日本酒に漬け込み焙煎したコーヒー、群馬・高崎市の大和屋と牧野酒造が開発 「珈琲の日」「日本酒の日」(10月1日)に販売スタート

上毛新聞
2024年10月6日

コーヒー製造販売の大和屋(群馬県高崎市筑縄町、平湯聡社長)は1日、牧野酒造(高崎市倉渕町権田、牧野顕二郎社長)とコラボレーションして開発したドリップパックコーヒー「SAKE珈琲 大盃」を数量限定で販売を始めた。

エチオピアとケニアのオリジナルブレンドで、生豆を日本酒に漬け込み焙煎して使用。華やかな香りにフルーティーな酸味が感じられ、大盃の味わいとコーヒーのコクが調和する味に仕上げた。

群馬SAKETSUGU(前橋市中内町、清水大輔代表)の意見も取り入れた。大和屋担当者は「高崎市内の企業同士が融合した新たな味わい。コーヒー、お酒を飲まない人でも嗜好品として楽しんでほしい」と呼びかける。

酒造会社との商品開発は昨年の浅間酒造(長野原町)と永井酒造(川場村)に次ぐ企画。「珈琲の日」と「日本酒の日」がともに10月1日であることから同日に発売した。

ドリップパック1枚356円(10グラム)。大和屋高崎本店、高崎吉井店、県庁32階のカフェ「大和屋 COFFEE32」、自社サイトで販売している。

発売を記念して4日午後6時半から、県庁32階の官民共創スペース「ネツゲン」で、平湯社長、牧野社長、清水代表が開発の経緯や秘話を語るイベントを開催する。事前予約優先。参加費無料で同商品の試飲ができる。問い合わせは同社(電話027・370・2700)へ。