凄麺に「けんちんそば」 ヤマダイ、茨城県と開発 常陸秋そば、レンコン使用

茨城新聞
2024年9月20日

即席麺製造のヤマダイ(茨城県八千代町平塚、大久保慶一社長)は、「ニュータッチ凄麺(すごめん)」シリーズから、「茨城けんちんそば」を発売する。凄麺の「ご当地シリーズ」で、茨城県の郷土料理「けんちんそば」を再現した。茨城県を観光で盛り上げる大型観光企画「茨城デスティネーションキャンペーン(茨城DC)」に関連し、県などとタッグを組み、応援企画として商品開発につなげた。

新商品は茨城県産の「常陸秋そば」(そば粉の約20%)やレンコンを使い、素材のおいしさと懐かしさが楽しめる味を再現している。麺にはひきたてのそば粉を使い、風味が豊かで口当たりの良い同社独自製法のノンフライそばを使っている。

スープはカツオ、昆布エキスを配合したベーシックな味わいのそばつゆに、ゴボウ、シイタケなどのうま味を効かせている。アクセントにごま油とゴボウの香りを加え、食欲をそそる風味に仕上げた。

「ニュータッチ 凄麺 茨城けんちんそば」

具材にはけんちん汁の定番5種類(豆腐、サトイモ、味付き油揚げ、ネギ、レンコン)を使った。

同社は茨城DCに関わっている。DCはJRグループ6社や自治体などが連携して誘客を図る国内最大規模の観光キャンペーン。2022年から3年間にわたり展開され、今年は最後の年として10~12月に「アフターDC」が実施される。

その特別企画として県・いばらき観光キャンペーン推進協議会が同商品の味やデザインなどに関わり、商品開発に協力した。丼には茨城DCのロゴマークが印刷されている。

価格は税込み275円。スーパーやドラッグストアなどで取り扱う。同社はさまざまなイベント、企画を通して同商品や県を盛り上げていく。

関東地域は既に発売されており、23日には全国で売り出す。