<栃木・県央グルメ>お好み焼きの店うどんや(宇都宮) 九条ねぎたっぷりの名物「ねぎとん平焼き」
シャキシャキシャキシャキシャキシャキ…。絶え間ないネギの歯ごたえが心地よい。マヨネーズとソース、生地が混ざった甘辛い風味は、ネギと相性抜群だ。
刻んだ九条ネギをたっぷり乗せた「ねぎとん平焼き(大)」(1331円)。ネギにこだわり、本場京都の専門店から仕入れる。直径約35センチと存在感も抜群。「包まずに薄く大きく焼くのがうちの特徴です」と声をそろえるのは安納陽子さん(48)と義姉の篠原奈々さん(47)。
安納さんの実母篠原紀美子さん(73)が大阪府出身で、お好み焼き屋をやりたいと1997年に開店した。紀美子さんが体調を崩したことをきっかけに、安納さんと奈々さんが2人で店を切り盛りしている。
店名は篠原さん方の屋号が由来。かつて農閑期に乾麺のうどんを作っていたことから、近所から「うどんや」と呼ばれていたという。その作業場だった自宅の大谷石蔵を改装し、店舗として使う。店内はむき出しのはりと大谷石の壁が風合いを醸し出している。
お好み焼き(748円~)は、とん平焼きと対照的に分厚くやわらか。シャキシャキの次はふわふわ食感も楽しそうだ。
▼メモ 栃木県宇都宮市屋板町685。午前11時半~午後3時、同5時半~10時。火曜定休。(問)028・656・2420。
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