<栃木・県南グルメ>生パスタ屋Passo(佐野)なすとベーコンのトマトソース 食欲がそそられる一皿

下野新聞
2024年4月28日

白い平皿にこんもりと盛り付けられたパスタ「なすとベーコンのトマトソース」(900円)にフォークを入れて形を崩すと、ふわっと湯気が立ち上がる。パスタをくるくると丁寧に巻き付けて一口頬張ると、もちもちの麺とトマトの酸味が口いっぱいに広がった。

具材のナスとベーコンの食感が楽しい。タマネギやセロリ、ニンジンなどで作るソースが麺に絡み、後味に残るニンニクの風味が食べる手を推し進める。

ガーリックトースト(1枚60円)も人気の一品。パスタの余ったソースにつけて食べるとニンニクをガツンと感じられ、また食欲がそそられる。ミニサイズのサラダ(350円)はミニとはいえない山盛りで、焦がしベーコンが香る自家製ドレッシングも好評だ。

店主の小林竜さん(42)は小さい頃から自分の店を開くことが夢だった。「昔から自分が作った料理をおいしいと覚えてくれることがうれしかった」と語る。

新型コロナウイルスの影響を受けつつ、昨年11月に念願の店をオープン。「信じた道を一歩ずつ進んでほしい」という願いが込められた息子歩真さん(12)の名前から、イタリア語で同義の「Passo」と店名を決めた。

「地元密着でわいわい楽しくできるお店にしたい」と小林さんは笑顔で話す。夏にかけて新メニューも考えているという。

▼メモ 栃木県佐野市植野町1885の1。午前11時~午後2時半、午後6~9時半。月曜、第3日曜定休。(問)090・2528・6493。

⇒【とりぷれ】薪窯で焼く本番ナポリピッツァがおうちでも楽しめちゃう ピッツェリアタッカート(佐野市)

地図を開く 近くのニュース