群馬・館林市の渡良瀬川で恒例の放牧 のびのび散歩でストレス知らず

上毛新聞
2024年4月17日

群馬県館林市内の酪農家たちが12日、市乳牛育成牧場(松本和久牧場長)で恒例の牛の放牧を始めた=写真。12月中旬まで行われ、生後7カ月以上の計20~30頭が渡良瀬川河川敷を利用した13ヘクタールの広大な牧草地で伸び伸びと過ごす。

放牧は牛を健康的に育て、えさ代などを削減できる利点があり、例年この時期から行っている。足腰の強化やストレス緩和が期待でき、牛の体重は放牧中に100~200キロほど増えるという。

同牧場は利用する酪農家たちが共同で管理している。松本牧場長は「自然災害に遭わず安全に健康で過ごしてもらえれば一番だ」と牛の成長を期待していた。