《茨ぱん(ibapan)》カンパーニュ roji (茨城・古河市) もちもちの独特食感

茨城新聞
2024年4月16日

小さな路地をのぞき込むと、古橋祐一さん、季(とし)さん夫婦が営む店が現れる。ものづくりが好きという古橋さん。全ての工程がうまく進まなければ理想のパンに仕上がらない難しさに「どっぷりはまってしまった」。独学でパン作りを学び、2022年に店を構えた。

9種類の国産小麦と自家製酵母を使い、「安心安全なパン作り」を目指す。気温や湿度で変化する生地の状態を見ながら、こね具合や発酵を調節。納得する仕上がりになるよう「パンと会話しながら作っている」と笑う。

店内にはパンや焼き菓子など約30種類が並ぶ。中でも3種類の国産小麦を使い、24時間じっくり発酵させた「rojiカンパーニュ」(ハーフ360円)は自信作。溶岩窯で高温、短時間で焼き上げるため水分が逃げず、焼いたもちのような独特の弾力と香ばしい風味が生まれる。トーストしてバターを塗ったり、オリーブオイルと塩でシンプルに食べるのがお勧めという。

同じ生地を使った「rojiカカオオレンジ」(420円)など週替わりも登場し、飽きない味わいが楽しめる。7種のナッツを練り込み、黒こしょうがアクセントの(ハーフ350円)も人気商品。

茨城県古河市横山町2の3の19
営業時間は午前11時~午後6時
定休日は月・火・水曜(臨時休業あり)
(電)0280(23)1636
インスタグラムのアカウントはroji_panya

rojiカンパーニュ(左)、「rojiカカオオレンジ」(中央)、「ロデブ ナッツ」(右)