イオンモール高崎(群馬・高崎市)に寄付ステーション設置 食品や衣料品、贈り先に合わせて常設 全国のイオンで初
支援の輪を広げようと、イオンモール高崎(群馬県高崎市棟高町)は、1階レストラン街に寄付ステーション「Heartful(ハートフル)の輪」を新設した。寄付先の団体を定期的に変更し、食品や衣料品、日用品など募る品を変えながら常設とする。寄付を常時受け付ける設備の設置は、全国のイオンモールで初めて。
イオンモール(千葉市)が、全国の店舗で地域の課題解決に向けた取り組みを推進する一環で、イオンモール高崎では昨年、来店客に家庭で余っている食品を募り、支援が必要な人に届けるフードドライブを実施した。1週間で140キロの食品提供を受けた。
寄付を継続的にできる場を設けようと同ステーションを企画した。寄付の品を届ける車をイメージした県産材使用の寄付箱を設置。“運転席”で子どもが遊べる作りにした。自然と食をテーマに、県内の障害者が描いたアート作品や、ワークショップで子どもたちが木の板に描いた絵を寄付箱に取り付けている。
今月末までは、絵本とおもちゃを募り、県内のNPO法人に寄付する。1~2カ月を目安に、寄付先と対象となる品を変更する。
企画担当の賀銘章さん(27)は「みんなで手を取り合い、地域の助け合いの輪を広めたい」と呼びかけている。問い合わせはイオンモール高崎(☎027-310-9000)へ。