わらび餅入り梅飲料開発 地元酒造などコラボ 茨城・水戸の店舗限定

茨城新聞
2024年3月31日

わらび餅専門店「とろり天使のわらびもち水戸店」(茨城県水戸市大工町、小阪瑠花菜店長)は、酒造会社の明利酒類(同市)、JR東日本水戸支社と連携し、水戸ならではの梅味のドリンクを開発した。最大の特徴は「地域の特産品と自社商品の融合」。水戸でしか飲めないオリジナル商品で、地域の盛り上げに役立てたい考えだ。

名称は「飲むわらびもちプラム」。明利酒類のノンアルコール梅酒「百年零」をベースにした味で、とろけるやわらかさのわらび餅が入っている。百年零の甘酸っぱさとわらび餅の甘さの両方を楽しめる。

同市は観梅だけでなく梅の実の生産にも力を入れている。小阪店長(28)は、そこに目を付け、明利酒類から百年零の使用許可を得た。昨年12月に開発を始め、今月11日に発売。JR水戸支社には試飲の感想や売り方についての助言などを受けた。

メインターゲットは40代の女性に設定し、価格は730円。「とろり天使のわらびもち水戸店」で購入できる。明利酒類のノンアルコール梅酒のおいしさを生かしており、梅酒好きも満足させる出来だ。

購入した茨城県常陸大宮市の60代主婦は「酸味と甘さがちょうど良く、さっぱりとしている。見た目も桃色でかわいい」と感想を話した。 容器のラベルには、3者のコラボを示すロゴが入る。小阪店長は「この商品で地域を盛り上げたい。観光で水戸に来る人にも愛される商品にしたい」と話している。