八ツ場ダム(群馬・長野原町)周遊の路線バスが4月に運行スタート
上毛新聞
2024年3月18日
観光客一人一人に合った情報を提供するとともに、地域課題の解決につなげようと、群馬県の草津温泉観光協会(山本剛史会長)とNTTコミュニケーションズ(東京都千代田区、丸岡亨社長)は、「草津温泉公式観光アプリ」を開発し、運用を始めた。観光客の性別や年齢などの情報を基に、お薦めスポットやイベントを紹介。地元観光事業者にデータを提供し、顧客に合わせたPRや経営に生かしてもらう。
同社によると、年間300万人以上の観光客が訪れる草津町は、温泉地としての印象が強いことから客足が湯畑など中心部に集中する。このため、 訪日客増によるオーバーツーリズム(観光公害)や、周辺部での消費行動の減少が懸念されている。
アプリでは温泉街全域のお薦めスポットを周知したり、クーポンが使えるようにしたりして、まち歩きを促す。中心部の混雑が緩和されることで観光満足度の向上や経済効果の拡大を狙う。