特産イチゴ「やよいひめ」とバルサミコ使ったジャム 群馬・藤岡市の道の駅「ららん藤岡」で限定100個販売

上毛新聞
2024年3月15日

特産のイチゴ「やよいひめ」をPRしようと群馬県藤岡市は16日から、オリジナル加工品「いちごバルサミコジャム」を同市の道の駅「ららん藤岡」で試験的に販売すると発表した。虎屋本店(同市)が製造し、同道の駅の農産物直売所で限定100個を販売する。

やよいひめを煮詰めてジャムにし、イタリア料理で使用されるブドウの果実酢バルサミコで味付けた。ブドウのうま味が凝縮され、イチゴとブレンドされた香りが特徴。パンに塗るほか、肉料理の味付けなどにも適しているという。

同市は若手職員に積極的に政策を提案してもらうため「未来創生本部」を設置し、その中の「FUJIOKA ブランドデザイン部会」が研究を重ねてきた。同市地域力創造アドバイザーの丸橋裕史さんや、シェフの関口幸秀さんの指導で、JAたのふじや藤岡商工会議所、ららん藤岡を運営する藤岡クロスパークなどが参加している。

市は「『いちごのまち藤岡』の地域ブランドの向上と、市産やよいひめの知名度アップを目指す」と期待する。好評の場合は商品化を考える。1瓶(120グラム)880円。