栃木・宇都宮の餃子購入額は3位 静岡・浜松が1位に返り咲く 総務省の2023年家計調査

下野新聞
2024年2月8日

総務省の2023年の家計調査が6日発表され、宇都宮市の1世帯(2人以上)当たりのギョーザ購入額は年間3199円で、浜松、宮崎市に次ぐ全国3位だった。

宇都宮市は毎年、発表日に市職員が集まって順位を確認する場を設けてきたが、すでに「餃子のまち」として県内外に知れ渡っていることから「順位に一喜一憂しない」との考えで、今年からセレモニー化するのをやめた。

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宇都宮市は22年比で564円減。順位は2位から3位に後退した。佐藤栄一市長は同日、同調査をきっかけに30年前からまちおこしを展開し「餃子のまち」として定着したことを強調。「今後もそれぞれのまちでギョーザを活用して盛り上げていく」などとコメントした。

宇都宮餃子会の鈴木章弘事務局長(51)は「引き続き、絶対的な『餃子のまち』づくりを進めていく」と話した。

調査は全国の都道府県庁所在地と政令市で実施している。ギョーザの項目はスーパーや持ち帰り専門店、通販などで購入したギョーザが対象。冷凍ギョーザは冷凍調理食品に、飲食店での飲食やテイクアウト、宅配は外食に分類される。

宇都宮では、なじみの専門店に出向いて食べたり、焼きギョーザや冷凍ギョーザをテイクアウトしたりする家庭も多く、それらの支出はギョーザ購入額には反映されない。

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