多彩な人形、華やか 「真壁ひなまつり」4日開幕 茨城・桜川

茨城新聞
2024年2月3日

春の訪れを告げる茨城県桜川市真壁地区の恒例行事「真壁のひなまつり 和の風第二十章」(同実行委員会主催、市共催)が4日、開幕する。コロナ禍で中止や規模縮小が続いていたが、4年ぶりの通常開催となる。127軒の民家や商店に多彩なひな人形が並び、重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区)の歴史ある街並みを華やかに彩る。まつりは3月3日まで。

江戸時代から現代までのさまざまな人形を、小舟に乗せて池に浮かべたり、ライトアップしたりするなど、出展者はそれぞれ工夫を凝らす。会期中のイベントは8~28日に「旧真壁郵便局」で写真展が開かれ、18日には人形浄瑠璃の「真壁白井座」の公演が真壁伝承館である。このほか藍染め作品展や流しびななども繰り広げられる。

真壁のひなまつりは2003年、住民有志の企画で始まった。タイトルの「和の風第二十章」にあるように、20回目を数える。

実行委員長の村上宏さん(69)は「住民のおもてなしが魅力の一つ。交流を楽しんでほしい」と来場を呼びかけた。

問い合わせは市商工観光課(電)0296(23)8200。