苺ショート、小倉羊羹、和牛カレー…すでに品薄も 藤井聡太八冠が栃木・大田原で食べた“勝負飯”
栃木県大田原市黒羽向町のホテル花月で8日まで行われた第73期王将戦7番勝負第1局。史上初の八冠として臨んだ藤井聡太王将が白星スタートを切った対局では、藤井王将が選んだ“勝負飯”やおやつにも注目が集まった。
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【1日目】栗の小倉羊羹がお気に入り? ランチは豪華に与一和牛カレー
7日の昼食に選んだのは「与一和牛カレー・スペシャル」。大田原市産のA5ランク黒毛和牛のうまみがしみ込んだカレーに、ローストした肉を載せた豪華な一品だ。
午前のおやつは、2年前の王将戦でも食べたホテル花月オリジナルの「栗の小倉羊羹(ようかん)」。ホテル花月の田代祐介社長(50)は「また頼んでくれてうれしい。全国各地でいろんな物を食べている中、もし2年前に食べた味を覚えていて今回も選んだのであればすごい記憶力だ」と驚いていた。
午後のおやつには栃木県オリジナル品種「とちあいか」で作った苺ジュースとガトーショコラを注文した。
菅井竜也八段は昼食に「うな重」を食べ英気を養った。午前のおやつは「ひつじ珈琲」(大田原市中野内)のエメラルドマウンテンと「須藤製茶工場」(大田原市須賀川)の緑茶、午後は藤井王将と同じ苺ジュースに加え、とちあいかなどのフルーツの盛り合わせとアイスコーヒーを頼んだ。
【2日目】おやつにチーズガーデンの苺ショート お昼は手打ちそば&天ぷら
8日の昼食は天ぷら付きのせいろの手打ちそば。大田原市内産のそば粉でホテル花月の職人が手打ちしたそばにえび、ナス、シシトウの3種類の天ぷらとデザートのヨーグルトも付いた。午後0時半から昼食休憩に入り、30分足らずで平らげた。
午前10時半のおやつはアイスコーヒーと、東武宇都宮百貨店大田原店内のチーズガーデンから仕入れたケーキ「苺ショート」。午後3時半の午後のおやつには栃木県オリジナル品種「とちあいか」で作った「苺ジュース」を前日に続き選び、「やみぞあづまっぺ協議会」が生産する和紅茶「雲巌の静謐」も選んだ。
対する菅井八段は昼食に温かい手打ちそば、午前のおやつにはオレンジジュースと「ひつじ珈琲」(大田原市中野内)のエメラルドマウンテン、午後はアイスコーヒーを選んだ。
◇ ◇
ホテル花月によると、藤井王将が7日午前のおやつに選んだ「栗の小倉羊羹」は発表直後から問い合わせが相次ぎ、8日午後3時現在、30件近くの予約が入っている。2~3週間待ちの状態という。
2年前の王将戦で選ばれたこともあり、今回の対局開幕前の今月2日には一般販売用は既に売り切れた。今回も選ばれ、さらに関心が高まったようだ。
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