化粧直し、色鮮やかに 日光東照宮「陽明門」 随身、こま犬修復・設置
下野新聞
2017年2月26日
【日光】山内の日光東照宮で25日、修理が大詰めとなった国宝「陽明門」に、化粧直しを終えた随身(ずいじん)2体とこま犬2体が設置された。
東照宮は2013年6月、約40年ぶりに陽明門の大修理に着手。日光社寺文化財保存会が約5カ月かけて、随身とこま犬の表面を塗り直して修復し、鮮やかな色調がよみがえった。
同会の技術者たちが同日朝、陽明門に4体を搬入。台座の上に配置し、部品を取り付ける作業を慎重に行った。
正面の左右に置かれた随身は、弓を持って座る若武者と老人の木像で、高さ約1・3メートル。群青色や金色など9色の塗料を使ったという。
高さ約1メートルある木像のこま犬は、裏側の左右に配置。金色を基調に輝きを放っている。
新装の陽明門は3月10日、「竣功(しゅんこう)式」で披露される。
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