もう師走…新年を迎える準備が着々と 世界遺産の日光二荒山神社で幣束作り始まる
下野新聞
2023年12月4日
師走を迎えた1日、栃木県日光市山内の世界遺産・日光二荒山神社で、家内安全や無病息災を願う新年用の幣束作りが始まった。神職や八乙女(みこ)が古くから伝わる製法で一つ一つ丁寧に仕上げ、22日の頒布祭までに約1万本を準備する。
幣束は白、青、赤の3色あり、白は神棚や部屋、青は水場、赤は火を扱う台所などに供える。
この日は客殿で、神職2人が小づちと特製の刃物で和紙を裁断するなどし、八乙女が切り込みを入れたシノダケに挟み込んで作っていった。
八乙女の渡辺友美子さん(26)は「今年は新型コロナウイルスが5類に引き下げられ、出かける事が増えたと思う。お体や感染症に気をつけて、皆さまが健康で良い新年を迎えられれば」と話した。頒布祭以降、1本200円で販売される。
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