「甘い！」真っ赤なリンゴ　園児ら笑顔　群馬・沼田市

　群馬県の沼田市りんご組合（木内修一組合長）は5日、統一開園式を同市白沢町の滝沢りんご園で開いた。春先の深刻な凍霜害や夏の降ひょうに負けずにリンゴを入念に育ててきた組合員らが、収穫シーズンの到来を祝った。

　市内の利南幼稚園の園児12人が招かれ、大きく真っ赤に実った早生品種「おぜの紅（くれない）」をもぎ取り、丸かじりすると「おいしい」と笑顔を見せた＝写真。木内組合長（54）は「過去に経験のない凍霜害で例年の収量にはならないが、味は日照に恵まれて甘いリンゴが実っている」と話した。

　組合員70人の直売所や観光農園は順次オープンし、11月下旬まで楽しめる。開園状況などの問い合わせは市観光協会（☎0278-25-8555）へ。