秋の味覚シーズン到来　群馬・沼田市でブドウ園オープン

群馬県沼田市のブドウ生産者37人でつくる市ぶどう組合は29日、同市奈良町の石田ぶどう園で開園式を開いた。市内の園児がブドウ狩りを楽しみ、シーズン到来を祝った＝写真。

同園は巨峰や藤稔（ふじみのり）、紅伊豆（べにいず）、シャインマスカットなどの品種を栽培し、10月上旬まで楽しめるという。園主の石田護さん（70）は「ここ10年で一番出来がいい」と自信を見せた。利南幼稚園の12人は、巨峰の房をはさみで切り取った。筒井仁美ちゃん（5）は「食べたら甘くておいしかった」と喜んでいた。

阿部重幸組合長（53）は「猛暑で例年より生育が早く、甘いブドウに仕上がっている」と話した。