岩宿博物館(群馬・みどり市)10月3日にリニューアルオープン 漫画雑誌「コロコロコミック」と連携、相沢忠洋さんの功績伝えるアニメ制作

改修のため昨年9月から休館していた群馬県のみどり市岩宿博物館について、市は14日、10月3日にリニューアルオープンすると発表した。展示に加え体験要素を充実させ、漫画雑誌「コロコロコミック」(小学館)との連携企画も開始。家族連れなど多くの人に訪れてもらい、みどり市の国史跡「岩宿遺跡」を発見した考古学者、相沢忠洋(1926~89年)の功績を伝える。
相沢が発掘した石器や愛用品の展示を充実させたほか、 顕微鏡での約3万年前の火山灰の観察、石器や土器の発掘や測量作業などを体験できるコーナーを開設する。相沢の肉声や実写を取り入れたドキュメンタリードラマを上映するとともに、石器や勾〔まが〕玉〔たま〕作り体験の開催数を増やす。
併せて小学館コロコロ企画室と共に、相沢の人生を描いた約15分間のアニメを制作。小学館の地方創生事業「コロコロ地方創生ラボ」とタッグを組んだ群馬県初の取り組みで、遺跡内の保護観察施設(岩宿ドーム)で上映し、功績や信念を知ってもらう。来年1月末までコロコロコミックと連携したクイズラリーを館内で行う。
14日に須藤昭男市長と記者会見に臨んだ同室副編集長の小林浩一さんは、相沢と相棒のイワちゃんのやりとりを通して足跡を振り返るストーリーと説明。「困難の中でも情熱を絶やさない(相沢の)姿を子どもたちにも分かりやすく描いた。発掘の喜びや太古の記憶に思いをはせてもらいたい」と期待した。
11月15日まで「ここまでわかった岩宿時代!」と題し、「白滝遺跡群」(北海道)で出土した旧石器時代の国宝指定史料を紹介する企画展を開く。リニューアルを記念し、10月3、4の両日は入場無料とする。
須藤市長は「(岩宿博物館は)大きな価値があるのに十分に知られていなかった。体験要素を増やし、何度行っても楽しめる施設になった。子どもたちがシビックプライド(地域への誇り)や考古学への関心を抱くきっかけにしたい」と述べた。
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