屋内遊び場「ハレニコ」来場30万人 茨城・日立 猛暑で好評
茨城県日立市幸町の日立駅前大型商業施設「ヒタチエ」に入る市の屋内型子どもの遊び場「Hiタッチらんど・ハレニコ」の来場者数が28日、30万人に達した。ヒタチエの改装開店や新型コロナウイルスの5類移行で利用者は増加傾向にある。8月は猛暑の影響もあって1万7千人が来場し、月別で過去最多となった。
ハレニコは、市がJR日立駅前地区の再活性化事業として整備し、2019年10月にオープン。運営はNPO法人・子ども大学常陸(川上美智子学長)が担う。県内最大級の屋内型遊び場で、大型遊具から乳幼児向け玩具までそろい、小学生以下が遊べる。
30万人目となったのは、市内の菊地咲季奈さん(28)と生後10カ月の長男、悠月ちゃん。この日が3回目の利用で、悠月ちゃんはボールプールで泳ぐのが大好きという。菊地さんは「家だけでは刺激が足りないけど、ここに来れば友達や新しいおもちゃがある。年齢ごとに、低月齢からでも安心して遊ばせられるのも良い」と語った。
同日の記念セレモニーではくす玉を割った後、小川春樹市長から菊地さんと悠月ちゃんに、30万人認定証と50回分の特別招待券が贈られた。
同施設はコロナ禍による休館や利用制限もあったが、来場者数は21年3月に10万人、22年8月に20万人に達していた。川上学長は「保護者が息抜きできる場でもある。安全を第一に、日立の子どもの成長の拠点にしていきたい」と意欲を表した。