ラジコンパーク盛況 無料、交通の便良く 茨城・五霞町が整備

茨城新聞
2023年5月19日

茨城県五霞町が首都圏中央連絡自動車道(圏央道)五霞インターチェンジ(IC)近くに整備した「ラジコンパークGoka(ごか)」(同町ごかみらい)が盛況だ。誰でも無料で使用できることに加え、交通の便が良い場所にあることから、4月15日のオープン以来、多い日には100人前後の愛好家が訪れ、ラジコンの愛車を走らせる。町によると、自治体が手がけたラジコン施設は県内初で、全国的に見ても珍しいという。

ラジコンパークは、同町ごかみらい地区内の調整池を利用して整備された。総事業費は約1500万円で、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した。近くの国道新4号沿いには「道の駅ごか」が立地している。

調整池は本来、集中豪雨などで川からあふれた水を一時的にためるのが役目だが、普段は水がない平たんな土地を有効活用する取り組みは他の自治体から注目され、視察も後を絶たない。

パークの面積は約5千平方メートル。ラジコンカーの種類や操縦技術に応じて楽しめるように、初心者コース、ジャンプ台を備えたオフロードコース、タイヤを横滑りさせて走らせるドリフトコース、タイムを競うオンロードコースの4種類を設置。町と包括連携協定を結ぶ染めQテクノロジィ(同町元栗橋)が各コースに適した塗装を施した。準備やメンテナンスのための「ピットスペース」にはテーブルや椅子、テントが配置されている。

ゴールデンウイークが始まった4月29日には朝からファンが詰めかけ、常時30人前後がそれぞれのペースで操縦を楽しんだ。

手製のラジコンカーを携え、埼玉県越谷市から毎週来ていると話す40代の男性は「民間(のコース)だと3千円を超える所もあり、無料はありがたい」と語った。

東京都足立区の夫婦は「この規模で無料の施設は関東にはない。トイレや手洗い場、電源設備もあればうれしい」と話した。

町はラジコンパークに先立ち2020年、同地区内の別の調整池にスケートボードやバスケットボールなどが楽しめる「ストリートスポーツパークごか」を整備した。両施設を担当した町都市建設課は「相乗効果で道の駅ごか周辺のにぎわいを創出したい。若者に人気のスポーツや、よそにはない施設で人を呼び込みたい」と意気込む。

利用時間は午前9時半~午後5時(11~2月は午後4時まで)。問い合わせは町都市建設課(電)0280(84)3347。