関東自動車がバス運賃値上げ 8月27日から、宇都宮駅西口~東武西口は190円に

下野新聞
2023年8月25日

関東自動車(栃木県宇都宮市簗瀬4丁目、吉田元社長)は10日、栃木県内20市町で運行する全路線バス(大田原市内200円均一区間と小山市内を除く)の運賃を27日に改定すると発表した。関東運輸局が10日、上限運賃の変更を認可した。平均18.2%の引き上げとなる。

同社によると、当初は7月1日に改定を予定していた。申請した上限運賃改定の内容に関し同局との調整に時間を要したため、延期していた。認可を受け再度、運賃改定日を設定した。

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改定後の運賃は5月発表時と同じ。宇都宮駅西口~東武西口など宇都宮市中心部の「特別区間」は現行の170円を190円に引き上げる。主要区間の一つ「宇都宮駅西口~作新学院前」は220円が250円になる。距離に応じて運賃を計算する「郊外部エリア」の初乗り運賃は180円を190円にする。

運賃改定は、路線バス事業の赤字が続く同社の収支改善が目的。全路線の改定は消費税率の引き上げ時を除き1997年5月以来、約26年ぶり。

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