カフェでにぎわいを 茨城・筑西市が中央図書館広場を整備 2024年4月供用 市民集う場に
下館駅周辺の活性化に向け、茨城県筑西市は2023年度、市立中央図書館(同市下岡崎)の東側広場周辺にカフェ機能を備えたにぎわい創出拠点を整備する。コンテナハウス型の店舗やキッチンカーのスペースを構え、市民が集う場とする。24年4月の供用開始を目指す。
市地方創生課によると、拠点は東側広場約3300平方メートルと北側の公園「ポケットパーク」約1400平方メートルに整備する。五行川沿いで筑波山の眺望も良い。同館の利用者(2019年度)は延べ約25万人で、高校生をはじめ幅広い年齢層の取り込みを図る。
店舗は平屋建て約40平方メートル。軽飲食を提供し、20人ほどが利用できるイートインスペースや調理場を備える。併せてテーブルやいす、パラソルを設ける。キッチンカーは広場に2台、公園に1台を配置する。
23年度一般会計補正予算に「下館駅周辺にぎわいづくり推進事業」として3879万円を計上した。国のデジタル田園都市国家構想交付金を活用する。
市は昨年夏、下館駅周辺のにぎわい創出に関する調査・分析を茨城大に委託して実施した。市民アンケートでは「カフェスペースが欲しい」「市民が集える場所が少ない」といった声が寄せられ、にぎわい創出拠点が必要と判断したという。今後は公募型プロポーザル方式で運営・施工事業者を選定する。