「銀河鉄道のよう」１日限りの「SL七夕みなかみ」が走行、ライトアップも

JR東日本高崎支社は7日、上越線（高崎―水上間）で七夕にちなんだ蒸気機関車（SL）「SL七夕みなかみ」を走行した。同日限定のヘッドマークを装着し、車内には風鈴を飾り付けた。復路ではライトアップをして走行。往復路ともに客車はほぼ満席となり、多くの客が1日限りのイベントを楽しんだ。

走行したのは「デゴイチ」の愛称で親しまれる「D51」で、七夕仕様の紫色のヘッドマークを付けた。出発地の高崎駅には多くの鉄道ファンが駆けつけ、D51やダルマの着ぐるみを身に着けた駅員らとの写真撮影を楽しんだ。

車内には、上越クリスタル硝子（みなかみ町）とコラボレーションした風鈴を飾り付けた。大のSLファンという中川実さん（64）＝相模原市＝は「懐かしさを求めて毎回乗りに来ている。風鈴もすてきで購入したい」と笑顔だった。

風鈴は9月24日まで、「SLぐんまみなかみ」と「SL・ELぐんまよこかわ」でも飾り付ける。7月15～23日に運行するSLには、10年以上公開していない水色のナンバープレートを装着する。

上り線が出発する水上駅では夕方以降、SLがライトアップされた。みなかみ町観光協会主催のイベントが開かれ、キッチンカーの出店やヨーヨー釣りなどのプチ縁日が開かれた。同駅でSLのライトアップを眺めていた東京都の女性（50）は「銀河鉄道のようでロマンがある。これからSLに乗って帰るのも楽しみ」と目を細めた。