創業地での営業に幕 …群馬で「いせや」から親しまれた「ベイシアIS伊勢崎店」が閉店
上毛新聞
2023年7月3日
スーパー大手のベイシア(群馬県前橋市亀里町、相木孝仁社長)創業地の店舗として知られる伊勢崎市中央町の「ベイシアIS伊勢崎店」が、10月下旬に閉店する。建物や設備の老朽化を理由とし、跡地の利用は決まっていない。1958年に創業した同社の前身「いせや」から親しまれた場所での営業を終えることになる。
同店は創業地とほぼ同じ場所に89年4月26日に開業し、1都14県に130店舗展開する同社の“創業地の店舗”とされる。現在は4階建てで衣食住の商品がそろう総合スーパーの形態で営業。カルチャーセンターや多目的ホールを備える。テナントとして入る同社グループで生活雑貨販売のカインズも閉店する。
ベイシアは「34年間の長きにわたりご愛顧、ご尽力いただきまして、誠にありがとうございました。いせや創業の地、伊勢崎にて開店したIS伊勢崎店は本当に多くのお客さまにご利用いただきながら発展したことを御礼申し上げます」とのコメントを出した。
店舗は同市中心市街地に位置し、今後の利用が注目される。臂泰雄市長は上毛新聞の取材に「大変な状況の中で店舗を維持していただいたことに感謝している。跡地利用を含めて具体的な話を聞いていないが、中心市街地の今後に向けた連携に協力をお願いしていく」と述べた。
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