もう無理! 迫り来るゾンビ、車内に響く悲鳴 運行開始を前に「ゾンビトレイン」試乗会 わたらせ渓谷鉄道

上毛新聞
2023年6月3日

わたらせ渓谷鉄道(品川知一社長)の「ゾンビトレイン」が6月4日に運行開始するのを前に、試乗会が27日、大間々(群馬県みどり市)-通洞駅(栃木県日光市)間で行われた。うめき声を上げながらゾンビが迫り来ると、「もう無理。降りたい」などと乗客の悲鳴が響いた。

ゾンビ役はお化け屋敷のプロデュースなどを手がける「株式会社怖がらせ隊」(東京都)のスタッフと、ボランティアの桐生商、大間々両高の生徒が務めた。

感染症でゾンビと化したという設定で、囚人やピエロ、アイドルなどが車内に出現。ダンスや手品を披露する一幕もあり、乗客は怖がったり、笑ったりして約1時間半の乗車を満喫した。桐生広沢小4年の佐藤大地君は「怖かったけど、ピエロが面白かった。友達に紹介したい」と声を弾ませた。

日光市が沿線の地域にぎわい創出事業として企画し、桐生、みどり両市などが協力。品川社長は「わ鉄に乗らないような若い人をターゲットに、思い切ったことをやった。反応が良かった」と話した。

料金は片道大人3500円、小学生以下2000円など。9月9日までの土日に全9回運行する。詳しくは公式ホームページ(https://www.watetsu.com/)へ。

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