《キャンプを楽しもう》ウォーターガーデンリゾート(茨城・神栖市) 初心者家族も安心設備 サウナ付きサイト人気

茨城新聞
2023年5月25日

アメリカから直接買い付けたトレーラーハウスが立ち並ぶキャンプ場「ウォーターガーデンリゾート キャンプ&マリーナ」(茨城県神栖市日川)。同県鹿嶋市方面から国道124号を南下し、石塚十字路交差点を右、その先の日川一番丁字路を左に曲がってすぐの右の小道を入っていくと、キャンプ場の敷地が見えてくる。

2019年7月にオープン。オーナーの伊藤秀真さん(45)はトレーラーの輸入販売などを手がけるボスインターナショナル(同県行方市)の社長も務め、キャンプ場はトレーラーの展示場も兼ねる。

トレーラーには、トイレや電源、冷蔵庫、シンクなど生活に必要な設備のほか、たき火台とバーベキューグリルが完備され、アウトドア初心者も安心だ。サイトによってはテントサウナや温水プール、大きな塊肉が焼けるガスグリルなどが付属し、全14種類から選択できる。

テントサウナ付きのコテージが人気

 

人気はテントサウナ付きのサイト。サウナはまきストーブ式で、熱した石に水をかけて蒸気を発生させる「ロウリュ」もできる本格派だ。時間貸しの共有サウナもあり、気軽に体験できる。

このほか電源や冷蔵庫、エアコン完備のキャビンが13棟、電源付オートサイトが2区画ある。伊藤さんの「家族で来てもらい、楽しんでほしい」との思いから、宿泊料は18歳以下無料。ただし18歳以下だけでの宿泊は大人料金を徴収する。

常陸利根川まで徒歩0分の立地。通年で釣りざおやカヌーなどを貸し出しており、7~8月の夏休み期間はウェイクサーフィンやバナナボート体験も受け付ける。北西に車を約10分走らせれば日川浜海水浴場に行くことができる。

木製の看板が管理棟の目印

 

管理棟の売店には、鹿島灘産ハマグリや同イワシのさくら干し、手釣りによって銚子漁港に水揚げされる「銚子つりきんめ」の姿煮など地元の名産品が並ぶ。

ペットと宿泊できるサイトが多いのも好評だ。イヌ(大型犬除く)やネコ、インコなど、大切な家族とともに思い出をつくることができる。

年間5回以上宿泊するという常連の東京都、会社員、鷲尾忠大さん(43)は「とにかくきれい。アウトドアは好きだが、テントで寝られない自分にとっては最高。愛犬と一緒に来られるのもいい」とうれしそうだった。

■インフォメーション

住所…茨城県神栖市日川3631の1/利用料…トレーラー2万2000円~。キャビン8800円~。オートサイト5500円~。いずれも大人2人、車1台を想定した基本料金。18歳以下無料。繁忙期は割り増し/問い合わせは(電)080(7897)7674。営業時間は午前8時~午後5時。不定休。予約はキャンプ場予約サイト「なっぷ」から。

■ペット用テント2サイズ

ペットと一緒にキャンプを楽しむ人が増える中、カインズ水戸店(水戸市元吉田町)では、ペット用のテントを販売している。小型犬・ネコ用のSサイズ(2980円)と中型犬・ネコ用のMサイズ(3980円)を用意。Sサイズは約400グラム、Mサイズは約700グラムと非常に軽量で、いずれも付属の収納バッグに入れて持ち運ぶことができる。

S(右)とMの2サイズ展開

 

生地ははっ水素材。〝人間用〟のテントやいすと同じカーキ色で統一感を演出した。日差しが気になる際、ペットの休憩場所をすぐに用意できる。百瀬健志店長は「防災用品としても活用してほしい」と話した。ペット用のシュラフ、コットなども展開。問い合わせは同店(電)029(248)2222。