「栃木県誕生の地」栃木市で150年祭 6月10日に市内13カ所で 中心部にはキッチンカー出店
栃木県栃木市の大川秀子市長は16日の定例記者会見で、栃木県誕生150年記念行事「栃木県誕生150年祭~県誕生の地から未来へ~」を6月10日に開催すると発表した。江戸型人形山車9台を市美術館北側の道路に展示するほか、熱気球係留飛行体験、歴史を振り返る写真パネルの展示などのイベントを市内13カ所を会場に実施する。
大川市長は「市内外からお越しいただき、150年の歴史に思いをはせてもらいたい」と話した。
現在の栃木県は1873年6月15日、旧栃木県と旧宇都宮県が合併して誕生した。市内には当時の県庁が置かれ、庁舎を取り囲むように造られた県庁堀などの史跡が今も残る。県誕生の地で関連行事を行い、郷土愛の醸成を図り、150周年を祝うのが狙いだ。
県庁堀に囲まれた市美術館前広場をメイン会場とし、午前10時から記念式典を行う。美術館北側の道路を交通規制し、きらびやかな人形山車9台が並び、おはやしを披露する。栃木西中生徒による吹奏楽の演奏も行われる。
市文学館1階や嘉右衛門町伝建地区拠点施設ガイダンスセンターでは、写真パネルの展示を行い、150年の歴史を紹介する。家族連れが楽しめるように、栃木中央小では校庭で熱気球係留飛行体験を実施し、体育館では熱気球の仕組みを学ぶ教室を開く。
熱気球係留飛行体験は先着100人、教室は同40人でともに事前申し込みが必要。
このほか、とちぎ山車会館前広場では「県名発祥の地十千木(とちぎ)縁日」を開催。市中心部のミツワ通りにはキッチンカーが出店し、市内各所で記念の日を盛り上げる。(問)市観光振興課0282・21・2374。